かつて私が先達に尋ねた疑問やその答え、
あるいは後輩に尋ねられて話したことを編集しました。
Q: どうすればサーフィンが上達するでしょうか?
A: 「波落ち」や「波押され」ではなく
「波乗り」をしましょう。
「波から落ちた勢いでテイクオフし、
ボトムで失速して後ろから来た波に押される」
こんなサーフィンをしていませんか?
「波に乗れているかどうか?」を再確認してみてください。
波から落ちたり、波に押されたりするのではなく、
「波に乗る」
ことが、サーフィンをする上で最も重要です。
解決策と練習方法
①波に乗った状態を知る
可能であれば、ボディーボードで
ショルダーの中腹をキープしてみてください。
そこで波に下から持ち上げられ、
自重との釣り合いが取れて軽くなったのを感じて
「そういうことか!」
となれば大成功です。
上画像はリバーサーフィンの様子です。
サーフボードの裏側に水流が当たり、
揚力が発生しているのが
良く分かる画像です。
上の画像のように、
しっかりと揚力を受けている状態を
テイクオフのスタンディング前までに
作ることが大切です。
②ブレないスタンディングをマスターする
次の目標は、
「波に乗った」状態を保ったまま、
スタンディングすることです。
せっかく波に乗ったとしても、
立ち上がりながらバランスを崩してしまうと
波から落ちたり、
波に置いて行かれたりしてしまうので、
ブレないスタンディングが必要になってきます。
ブレないスタンディングをするためには、
ノーズを上下に動かすコントロール技術
が必要になってきます。
それを習得するための練習が必要です。
それについては
[過去の記事]をご覧になってみてください。
③正しいアップスをマスターする
波に乗った状態でスタンディングができれば
本当のサーフィンの世界が待っています。
後ろ足側にチョットだけ体重移動をし、
波に持ち上げられる量の強弱を調節することで、
波の上下を自由に行き来できるようになります。
それが「アップスン・ダウン」です。
「波から落ちた勢いでスケボーの
チックタックをするのがアップスンだ」
と思っていませんか?
それはサーフィンではありません。
「波落ち」「波押され」の症状が強い方は
スケボーでコンクリートの斜面を上下した
記憶を波の上で再現したいと思っています。
上達してしまえばそれでもよいかもしれませんが、
伸び悩んでいると感じるようでしたら、
スケボーのイメージを一度捨てることを
オススメします。
「なかなか加速できないから技につながらない」
と考えている方は、
「アップスの方法に問題がある」「波に乗っていない」
のかもしれません。
田淵ロル
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